新しい風が吹き始めました。オープンしてから2ヶ月あまり、麹町のときからの料理もある中で、シェフのやりたいこと、作りたい料理があちこちに散見されるようになりました。印象的だったのは「京野菜のテリーヌ、柚子風味」でした。聖護院蕪、海老芋、万願寺唐辛子、京人参、賀茂茄子などを使ったテリーヌですけど、「野菜のテリーヌ、モザイク仕立て」とはまた一味違った、京野菜独特の味わいの面
白さがありました。柚子の香りの利いたバルサミコソースも良い相性でした。メインのうずらのパートブリック包み焼きも、パリパリした食感とうずらのしっとりした焼き上がりが非常に良かったですし、ソースもしっかりとしていました。ワインを飲ませる料理ですね。デセールのレベルも高く、良いパティシエがいるようです。 |