ARGOアルゴさん
世界3大珍味のトリュフについて−1
今回は、キャビア・フォアグラと並んで世界3大珍味と言われているトリュフについて話していきます。
トリュフという言葉を聞いても実際あの黒いボール状の物が何なのか説明できる人は少ないと思います。トリュフとは、簡単に言ってしまえば地下生キノコの総称です。
トリュフは地中に埋まっているため人間ではなかなか発見できません。たとえ、トリュフが自生している大体の場所を知っていても適当に掘り起こせばトリュフ自体を傷つけてしまいます。では、どのように見つけるのでしょう。
トリュフは石灰岩土壌・広葉樹のカシ・ナラの木の根に寄生するので、そこに雌の豚を連れていきます。トリュフの香りは雄の豚が交尾期になると分泌するフェロモンの匂いに似ていると言われ雌の豚がトリュフを発見すると、その場所を一生懸命掘ります。トリュフが見つかると雌の豚は、それを食べてしまうので、見つかったら豚より先に取ってしまわなければなりません。そんなことをしていては効率も悪いので近年では、トリュフ探しの為に訓練を受けた犬を使います。犬は豚と違い場所だけを的確に教えてくれるので、あとは人間が傷をつけないように掘るだけです。
実はこのトリュフ全世界で約30種類あると言われ、約10種類が食用として市場に出回っています。
では、どのような場所のトリュフが有名なのでしょうか。
本場フランスで最高級のトリュフと言えば「黒いダイヤ」とも言われているペリゴール産のトリュフです。ペリゴールと言えばもう一つフォアグラの有名な産地です。
このフォアグラのポワレ(焼く)を牛肉の上にのせて、マデラ酒ベースのソースにトリュフをたくさん入れたソースペリグーをかけた料理が近年日本でも流行しています。
トゥルヌド・ロッシーニ(牛フィレ肉のロッシーニ風)です。一度はどこかで食べた事があるのでは?
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