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M.O.F

2000年、M.O.F.(フランス最高職人章)にフロマジュリィが誕生しました。

フロマジュリィとは何かご存じですか?簡単に言えば、チーズ版ソムリエです。 そのフロマジュリィに、フランスはM.O.F.の称号を与える事にしたのです。


なぜ料理やお菓子だけでなく、M.O.F.をフロマジュリィ達に与えるようにしたのか?その背景と、気になる試験内容を覗いてみたいと思います。
フランスでは日本と同様、食の2極分化が進み、若い世代の専門店離れが始まっているそうです。 ある老舗のフロマージュ(チーズ)店がどんどんお店を締めざる終えない状況になって来ているのです。 つまり、フロマージュ店も時代感覚のある店でないと、生き残りが難しくなってきたのです。
そこで、フランスは自国の優れた農産品、輸出商品としての フロマージュの価値と味をどう再認識させるかで『M.O.F(フランス最高職人章)』 のチーズ部門を設けたと言われております。


このような背景を考えると、なるほど。。と思われませんか?
さて、気になる試験の内容ですが、これがまた、難しそうな試験ばかりです。


まず、第1次予選はプラトー創作です。プラトーとは日本語でお盆、トレイと言う意味なので この場合『各種チーズの盛り合わせ』とでも言えるでしょうか?

オリジナルな視点でチーズをどうプレゼンテーションするか? という事が勝敗を決める鍵となります。課題の20種類のチーズ(オリジナル熟成のもの) を、小道具(何を用いても良いそうです)を使いつつオリジナルな演出で表現します。



予選で勝ち抜いてからのコンクールでは、1時間の筆記試験もあり、ワインと同様、 ほんの少しチーズを試食し、そのチーズについてありとあらゆる視点で質問されます。

歴史、地方の特色、作り方、熟成期間、その他多くの事を答えられないといけないのです。 実技もあり、テーマとなるチーズといくつかの食材を与えられ、その中からオリジナルの ルセット(レシピ)を書いてその通りに作ったものを提出します。他にもあり、 5つのチーズをお皿に綺麗に配置させ美しく演出させるドレッサージュやヴュッフェ のアミューズ・ブーシュ(立食パーティーなどの一口でいただける食べ物)を作る課題 もあり、とても難関です。

ファイナルコンクールでは、1時間の筆記試験と、3時間のプレゼンテーションがあります。 このプレゼンテーションは自分で最高と思うチーズを6種類選ぶ事が条件となっています。


もちろんテーマが決まっていて、その年ごと違うそうですが、今年のテーマは『時』でした。

必ず木製の日時計をディスプレイに使う事が条件だったそうです。審査員はプレゼンテーションはもちろんの事、フロマージュの選択と風味、形の美しさや 清潔さ、仕事中の手際やカット方法など採点の対象となるので、ずっと目を光らせて 見ているそうです。

聞いているだけでも、物凄く難関な試験ですね。日本で言う人間国宝に値する章 なので、難関なのは仕方ないのかもしれません。



日本もワインと同様、フロマジュリィを目指す若者も 多く出て来そうですね。 今、日本では『チーズプロフェッショナル』という資格認定試験があります。ご興味のある方は、下記へ。


チーズプロフェショナル協会のオフィシャルページ
http://www.cheese-professional.com/

田崎真也のオフィシャルサイト
「ワイン ワイン タウン」にて現在、チーズプロフェショナル認定試験直前対策講座開講が開催されています。
http://www.tasaki-shinya.com/index.html






















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