しかし、フレンチの場合では、そこまでたっぷりとメイン料理にお砂糖を使うと言う事はありませんし、脂肪は消化が悪く空腹感はなかなか消えないので時間の経過とともに血糖値は下がり、甘いものが欲しくなります。その結果、やはり甘いデザートが欲しくなるのです。
人間のメカニズムから考えると、納得はするのですが、少し色気が無いですね。。。やはりフランス料理の後の繊細なデザートを五感で楽しんでみては如何でしょうか?
(前置きが長くなってしまいましたが、)では、そのデザートのマナーを少しレッスンしてみましょう。
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◆ デザートのマナーのポイントとは? |
デザートには必ずデザートスプーンとフォークが出て来ます。内容によっては、デザートナイフも登場しますが、なるべくフォークのみで頂くのが良いとされています。もちろん、アイスクリームやフルーツソースなどの液体状のものは、スプ-ンで召し上がってください。
食べ方に自信が無い人は無理してフォークだけで食べなくても大丈夫です。『極力フォークで頂きましょう』というレベルなので、汚く食べ散らかす位ならスプーンやナイフを使っても良いのです。
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◆デザート・ワゴンサービスではケーキを何種類頼んで良いの? |
様々な種類のケーキやチョコレート、ムースなどワゴンで運んで来てもらえるサービスがあります。もちろん、好きなものを選んで良いのですが、いくつ位頼めばがスマートなのか??
答えは『お好きな分だけ♪』もちろん食べきれると言う事が前提ですが、2種類でも3種類でも、全種類でもよいのです。種類や数に応じてサーヴィスの方が大きさを調節してお皿に盛り付けてくれます。
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◆プチフールの食べ方 |
プチフールは一口サイズに出来ています。無理して小さくかじったりしない事。中に何が入っているのか?見たいという気持ちも分かりますが、目の前にいる人にしてみれば、あまり綺麗なものではありません。口の中で舌と感性で確かめてその感想を互いに会話に取り入れると、とても楽しいですね♪
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◆デザートの後のマナー |
デザートが終わったら終わりではありません。コーヒーや紅茶が出てくるので、最後まで楽しみましょう。デザートが終わったからと言って、すぐに帰るのは逆にマナー違反です。 フランス料理では食事はもちろん、会話や雰囲気、余韻などもたっぷり楽しむのが大人のマナーです。
デザートが終わって別の場所で食後酒シガーなどを楽しまれても良いでしょう。
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