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STEP14 :ナイフとフォークの使い方のマナーをご存じですか?

*──レッスンを始めましょう!────────────────────────────.*..


段、皆様がフォークとナイフをお使いになる時は、左手フォークに右手ナイフですね。


ナイフでお肉を切ったら、フォークにお肉を刺して食べますが、実は皆様が使い慣れているこの使い方は、イギリス式なのです。

ご存じでしたか?


◆ フランス料理のマナーには、イギリス式とフランス式の使い方がある


スプーンの使い方にイギリス式とフランス式があったように、フォークでもイギリス式、フランス式があります。それは、明治時代、訪欧使節団等により多くの西洋文化が入って来た際、西洋のマナーも入って来た事で始まります。

日本人のテーブルマナーが入り乱れているのは、使節団がイギリス、フランス、オランダ等を巡り、ごちゃ混ぜに持ち帰った説や日本の帝国海軍はイギリス式のテーブルマナーを採用し、陸軍はフランス式を採用した説などあります。

そんな中、日本の宮内庁は、皇室と政治的な観点からイギリス式を採用した為、当時、日本の正式なテーブルマナーはイギリス式になりました。


(正式と言われる昔のマナーですが、)特徴的なのは、フランス式は、ナイフでお肉を切ったら、ナイフをお皿の上方に置き(刀の方を自分側にします。間違っても相手側に向けないように!敵に刃を向けるという意味になってしまいます。)フォークを右手に持ち替えて、お肉を刺して頂きます。イギリス式では魚をフォークで刺さず、フォークの背にのせて頂くのがマナーです。(フランス人でも現在は、フォークを持ち替えて食べている人は、なかなかいません。あくまでも、昔のマナーです。)


イギリス式・フランス式とありますが、アメリカ式というのもあります。正式とされるものは沢山あるのですが、FELICIMMEでは、このようなマナーがある事だけ頭の片隅に置いて頂ければと思います。やはり、食事は楽しく♪相手に不快を与えない食べ方であれば、厳密に一回ずつフォークを右手に持ち替えて・・・なんてそこまで厳密に考えなくても良いと考えています。


その場その場の雰囲気や相手に合わせて、楽しく食事が出来る為の知識と感性を持っていて欲しいと思っています。



◆ では、何に一番気をつけるか?


楽しく食事する事が重要だけれど、やっぱり心配。。。と思う人は沢山いると思います。
そんなとき、何に一番気をつけたら良いのか?色々ありますが、あえて言うのであれば、『 お肉はフォークで刺して頂くが、一口分ずつ切ってから頂き、一度に全てカットしないようにする事。』


そして、魚料理では、『例えワンポーションの切り身でも、フォークでひっくり返して食べない事。』これを気をつければ良いでしょう。


イギリス式も、フランス式も、ナイフやフォークで人や物を指すのはマナー違反です。もちろん、ナイフで肉を刺して食べたり、ナイフに付いたソースを舐めたりするのもマナー違反です。



◆ ライスやリゾットはスプーン?フォーク?

フランス料理にも、ガルニチュール(つけ合わせ)として お米を使った料理が出て来ます。リゾットやピラフは、スプーンで頂きますか?フォークで頂きますか?正解はフォークで頂きます。

フランス料理ではお米は野菜という扱いで料理されます。
野菜はSTEP12でレッスンした通り、 フォークの腹ですくって食べます。同様にお米の料理もフォークの腹ですくって食べるのがマナーとなります。お米料理はフォークで頂く事を覚えていれば、良いでしょう。

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★ 今週のポイント ★
『 ナイフやフォークで人や物を指すのはマナー違反。
ナイフについたソースをなめたりするのもマナー違反です。 』























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