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シャルキュトリ・フランセーズ
セミナー・レセプション@フランス大使館
日本人も大好きなシャルキュトリ。 (豚肉加工食品:生ハム等) フランスのシャルキュトリの 魅力を伝える為、FICT (フランス・ シャルキュトリ・ケータリング・ 食肉加工工業連盟)会長と シャルキュトリ生産者達が来日! フレンチスタイルのシャルキュトリの 美味しさと素晴らしさ、そして魅力を 是非、ご覧になってください。
シャルキュトリ(charcuterie)とは、豚肉加工食品の事で、生ハムやソーセージ、テリーヌなどを指します。フランス語で、chair(肉)+cuite(火を入れる)が語源。スピーチは、FICT (フランス・シャルキュトリ・ケータリング・食肉加工工業連盟)のロベール・ヴォリュト会長。
フランスのシャルキュトリを語る際に、忘れてはならないのが「テロワール(地域性)」。その製品に適した土地というものが非常に重要になります。「豚は、美食の王さま」と言われる程、あらゆるシェルキュトリに使われます。スピーチは、生産者のピエール・オテイザ氏。
フランスのシャルキュトリは、地方ごとに特徴がはっきりし、伝統料理として代々受け継がれているものもあります。1475年、国王ルイ11世の時代には、メートル・シェール・キュイティエ(火を通した肉を扱う業者)が国家認定職として認められています。スピーチは、ライフスタイルデザイナーのパトリス・ジュリアン氏。
フランス産シャルキュトリは、確かな品質を保証するブランドとして、3つの品質保証マークを設けています。左「ラベル・ルージュ」は、同種の製品に比べて高い品質を備えている証し。中央「ビオ・ラベル」は、環境や動物に配慮した方法(有機農業等)で生産されている証し。右「原産地表示」は、生産や製造が明確に限定された特定の地域に由来するものである証し。
フランスには、肉を調理し、香り付けをし保存する方法がチーズと同じくらい沢山あります。カマンベールと美味しいワインで有名なフランスには、350種類以上ものシャルキュトリがあるのです。
シャルキュトリの中で、フランスの一地方を代表するスペシャリテは、伝統的で決まったレシピがあり、卓越した調理技術で作られています。フランスの美食遺産として、シャルキュトリ規定書というものが作られている程です。
フランスのシャルキュトリの美味しさと手軽さは、魅力的!!スライスするだけで食べれるものや、加熱してひと手間加えるだけで、立派な一品になるものがほとんどです。フランスの赤ちゃんは、高たんぱく質の離乳食「ジャンボン・コキエット」から口にするほど、シャルキュトリは、フランスの老若男女に愛されています。
レセプションに参加されていた華やかな顔ぶれ。左から、輸入会社エモントレーディングカンパニー社長の石塚 奈帆美氏。FICTのロベール・ヴォリュト会長。フランス料理文化センター親善大使であり、日本シャルキュトリ協会副会長の大沢 晴美氏。オフィス・オオサワ社長の大澤 隆氏。Sopexa Japon 日本代表であり、日本シャルキュトリ協会専務理事のシャルル・デュラン氏。
生ハムやサラミ、ケイパーで出来た貴婦人は、ル・コルドン・ブルーのギヨムシェフの力作!!シャルキュトリでアートが完成です!!
見事なパテ・アン・クルート♪テリーヌを小麦粉で作った生地(パイ等)で包んで焼いたものです。手間暇かけて作られています!
ホテル メトロポリタン エドモントの統括名誉総料理長ならびにフランス農事功労章受章者協会会長の中村 勝宏氏からもご挨拶がありました。日本人で初めてパリでミシュランの1つ星を獲得した日本フランス料理界の重鎮です。数多くの著書がある事でも有名。
東京・神楽坂にあるミシュラン1つ星レストラン「ルグドゥノム ブション リヨネ」のシェフ:クリストフ・ポコ氏。レストランは、一歩入れば、フランス・リヨンの雰囲気と味を堪能できます!実は、日本シャルキュトリ協会の会長でもあります!!
シャルキュトリは、ハムだけではありません。テリーヌやリエット、アンドゥイユなど多種多様。中には、シャルキュトリ・パティシエールと言うシャルキュトリを生地で包んでオーブンで焼いたものもあります。
シャルキュトリのお供は、パンやワインだけでなく、ピクルスも最適!コルニションやケイパー、杏を酢漬けにしたものもあり、とてもサッパリと楽しめました。
ジャンボン・ド・パリはフランス加熱ハムの中で最も有名なハムの種類です。加熱ハムの生産において、フランスはヨーロッパ第1位。とても高タンパクで低カロリーなのが特徴。フランスでは、ミルクの次に取る最初の動物性たんぱく質食品として取り入れられています。
会場では、ル・コルドン・ブルー東京校のエグゼクティブシェフ:ギヨム・シエグレ氏によるソーセージ制作の生実演会が行われました。空気を抜きながら、ミンチ肉を機械に入れて、豚の腸に詰めていく作業は、会場内を沸かせていました。
こちらが、出来上がったソーセージ。適当な長さにクルクルと回転させるだけで1本1本のソーセージが出来上がります。茹でたり、炒めたり、燻製にしたりして調理します。
ホテル メトロポリタン エドモントの統括名誉総料理長のならびにフランス農事功労章受章者協会会長の中村 勝宏氏の最新著書『中村勝宏の魂の食対談―本物を求めて』 を手にしたFICT (フランス・シャルキュトリ・ケータリング・食肉加工工業連盟)のロベール・ヴォリュト会長。
こちらは、ブーダンノワール。最も歴史の古いシャルキュトリの一つとして知られています。豚の血と脂肪、玉ねぎが主な材料で、地域によっては、肉や臓物、スパイスなど混ぜる場合もあります。フランスでは、クリスマス時期に良く出回ります。
こちらは、「カスレ」。カスレとは、白いんげん豆と豚肉ソーセージや羊肉を料理の名前の由来にもなったカソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れて長時間煮込んだフランス南西部の伝統的な郷土料理です。
最後は、デザートも振舞われました。フランスのシャルキュトリを食べると、会話が弾みますね!!種類も味も、料理バリエーションも豊かなフランス産シャルキュトリを是非、お試しください。パンやワインと共にシャルキュトリは、ピッタリです♪
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