食事中に、携帯電話の音が聞こえる事がありますね。さて、あなたならどう思われますか？また、自分の携帯が鳴ってしまって慌てて音を消すような事はありませんでしたか？
もちろん、中世ヨーロッパにそのような電子機器は無く、携帯電話に対する正式なマナーなどと言うものはありませんが、マナーは時代によって変化します。ここではマナーの基本を振り返り、携帯電話と大人のマナーを抑えてみませんか？
【携帯電話の音で現実に引き戻される】
携帯電話はとても便利なものですが、やはり時と場合を考えるべきだと思われます。食事を楽しみ、人との会話を楽しみ、雰囲気に浸っている所、携帯電話の音は、どうしても現実の実生活に引き戻す力があるのです。
自分が気をつけていても、見ず知らずの隣の席の人に雰囲気を壊されてしまったら、とても残念ですね。携帯の音を鳴らした本人も、周りからの見えない視線（常識が無い、品格が無い）にいたたまれない思いをすると思います。マナーの基本は、『相手に不快な思いをさせない事。』つまり、ココでは携帯の音を出さない事。大人の品格を保つ意味でもFELICIMMEを読んでくださるユーザーの皆様には、是非、どんな小さなレストランでも携帯電話の電源はOFF!!する位の気持ちでいて欲しいと思います。
【相手を思いやる気持ちを持って】
一緒に食事をしている人に、携帯で話されてしまったり、メールをされている時を考えてみましょう。2人でいるのに、1人でいる事になるのです。これは自分がいない存在と思われているようで、一人で食事するよりも淋しい事ですね。傍から見ても、可哀想になってしまいます。
もしこれが、彼ならそんな思いをさせるような男性とは今後の事を考えた方が良いかもしれません。相手を思いやる気持ちこそ、食事中は（他の場面でもそうですが...）大切です。
【食事中の写真＆デジカメ撮影について】
一流のレストランでの思い出を形として残したい気持ちから、運ばれて来た料理の写真を撮っている方を見受ける事があります。ストロボやシャッター音を平気で出している行為は、よく思われません。
確かに、美味しかった料理を何年後も記憶に鮮明に残すのは困難なので、写真画像として残せばしっかり残りますし、友人にも「こんな料理でね...」と紹介したい気持ちも分かります。ただ、どうでしょう？ストロボやシャッター音は、他の人に迷惑にならないでしょうか？
美味しかった思い出、楽しかった思い出は、色々な要素があるからより膨らむもの。会話が弾んだり、ワインの余韻を楽しんだり。きっちりハッキリとした証拠写真より、おぼろげで淡い余韻。言葉では言い表せない幸せな気持ちの方が、心の思い出にふくよかさを加えてくれるような気が致しませんか？
皆様には、食事の証拠写真より、その時の幸せな気持ちを大事にして欲しいとFELICIMMEは願っております。出来れば、証拠写真を集めるのではなく、心の写真を沢山集めて欲しいと思います。それでも、趣味で撮っている場合、お店の人に一言写真をとっても良いか聞きましょう。
【思い出の1枚】
レストランで写真を撮る際は、是非、サーヴィスの方にお願いしてみましょう。
他の方に迷惑にならないように配慮して（他の席の方に一声かけたり、迷惑にならないようにしましょう。）一緒に食事している方との写真を撮ってくれます。（トップのグランメゾンは場所にもよるかと思われますが）記念の1枚（料理ではなく、一緒に食事した人との写真です）を撮ると、その時の自分や相手の笑顔（幸せ）が残って良いと思います。

『どんな小さなレストランでも、携帯電話の電源はOFFする気持ちで！！ マナーの基本は「相手を不快にさせない事。」』